【2月6日 AFP】国連アフガニスタン支援団(UNAMA)は6日、アフガニスタンで2016年に攻撃などに巻き込まれて死傷した民間人が1万1500人近くに達し、統計を取り始めた2009年以降で最多だったことを明らかにした。うち3分の1が子どもだったという。

 UNAMAは報告書の中で、特に人口の多い地域におけるアフガニスタンの治安部隊と過激派との戦闘が、依然「民間人が犠牲となる主要な原因」と述べている。

 UNAMAの報告書によると、民間人の死傷者数は前年比で3%増の1万1418人(死者3498人、負傷者7920人)。そのうち子どもは前年比24%増の3500人超と、「不釣り合いなほど」の増加をみせている。これは不発弾による犠牲者が66%増加したことによるもので、その大半は子どもだったという。

 また、2016年に空爆によって死傷した民間人も、590人と過去最多を記録し、うち250人が死亡している。(c)AFP