アザールの見事な個人技がさく裂、チェルシーがアーセナルに快勝
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【2月5日 AFP】16-17イングランド・プレミアリーグは4日、第24節の試合が行われ、首位チェルシー(Chelsea)はエデン・アザール(Eden Hazard)が個人技で得点を奪うなど、アーセナル(Arsenal)に3-1で勝利し、両チームの勝ち点差は12に広がった。
マルコス・アロンソ(Marcos Alonso)のヘディングで先制したチェルシーは、後半8分にアザールが無数のDFに囲まれながらも見事な個人技で追加点を挙げると、最後は元アーセナルのセスク・ファブレガス(Cesc Fabregas)のゴールで突き放した。
チェルシーはホーム11連勝を飾り、リーグ戦最近18試合で16勝目を挙げた。3位アーセナルには勝ち点12差をつけ、残り14節となったことを考えると、アーセナルの優勝はかなり厳しくなった。
チェルシーのアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督は、「順位表のトップにふさわしいチームだということを示したと思う。選手にはとても満足している。戦ってリーグを優勝したいという素晴らしい姿勢、意欲を毎回見せてくれている」と話した。
昨年9月24日に行われた前回の対戦で、アーセナルに0-3で敗れているチェルシーだが、その試合の途中で布陣を3-4-3に変更してからは、ほとんど手の付けられない状態が続いており、戴冠はもはや時間の問題のようにもみえる。
一方、4試合のベンチ入り禁止処分を科されているアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督が、この日もスタンドから試合を見守ったアーセナルは、シーズン終盤の見飽きたパターンをなぞりつつある。
リーグ戦最近9試合で4敗目となり、あとは来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)の出場権争いくらいしか見どころがないことを考えると、いつものような論争が今季も起こると予想される。
アーセナルはまた、敵地スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)ではこれで5連敗となり、オリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)が終了間際に一矢報いるまでは13連続失点を喫していた。
ベンゲル監督は、アロンソの先制点についてはエクトル・ベジェリン(Hector Bellerin)に対する「100パーセントのファウル」だと見解を示しながらも、「われわれはあまりにも消極的だったし、守備の冷静さを欠けた。チェルシーの方が良かったように見えた」と認めた。(c)AFP/Tom WILLIAMS