ペップ監督がアグエロ残留を強調、ジェズスと「共存できる」
このニュースをシェア
【2月4日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・シティ(Manchester City)のジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は3日、ブラジルの若き才能ガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)の加入が、セルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)の同クラブでのキャリアに影響を及ぼすことはないと強調した。
カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のパルメイラス(Palmeiras)から2700万ポンド(約39億円)の移籍金で加入したジェズスは、1日に行われたウェストハム(West Ham)戦で初得点を記録するなど、4-0で大勝したチームに貢献。新天地で幸先良いスタートを切った。
一方のアグエロはここ2試合ベンチスタートとなったことで、クラブでの将来をめぐって臆測が広まっていたが、チームを率いるグアルディオラ監督は、ジェズスとの共存が可能だと主張する。
グアルディオラ監督は、「議論は理解している。でもセルヒオのクオリティーに疑いの余地はない」とすると、「彼がやってきたことに対し、どれだけ満足しているか説明できる。出場停止になった試合を除いてね」と語った。
「欧州のビッグクラブは、常に多くのストライカーを抱えているし、これまでのこのクラブでも同じことが言える。バロテッリ(マリオ・バロテッリ<Mario Barwauh Balotelli>)やテベス(カルロス・テベス<Carlos Tevez>)、セルヒオ、ジェコ(エディン・ジェコ<Edin Dzeko>)とね」
「レアル・マドリード(Real Madrid)やFCバルセロナ(FC Barcelona)、ユベントス(Juventus)といったビッグクラブでそれが見受けられる。マドリードでは、モラタ(アルバロ・モラタ<Alvaro Morata>)がプレーしていない。大きなクラブではたくさんのストライカーが必要であり、われわれにも同じことが当てはまる」
さらにグアルディオラ監督は、「セルヒオはチームの中で最も重要な選手としてあり続ける。もしくは最も重要な選手の一人としてね。彼なしでの成功はあり得ない」とアグエロを称賛したうえで、「彼は戦術的な理由で外れたバルセロナ戦と、アルゼンチンから帰国した直後に行われた試合を除く全試合でプレーしてきた」と続けた。
「2人は共存できる。なぜならガブリエウはボックス内が得意だし、ファイターでもある。それに、自陣に帰ってくるプレーも本当に良い。それこそが、彼がチームを助けられる理由だ」
「後ろに戻ってチームを助け、ボールをキープして再び攻撃に転じる熱意を見せてくれる選手が大好きだ」 (c)AFP/Ian WHITTELL