トランプ大統領、ルーブル美術館襲撃受け「米国は賢くなるべき」
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【2月4日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は3日、仏パリ(Paris)のルーブル美術館(Louvre Museum)で同日、刃物を持った男が「アラーアクバル(アラビア語で神は偉大なりの意)」と叫びながら治安部隊に襲い掛かった事件について言及し、米国は「賢くなるべきだ」と述べた。
トランプ大統領はツイッター(Twitter)に「イスラム過激派のテロリストが、パリのルーブル美術館を襲撃した。観光客は避難し、フランスは再び緊迫状態にある。米国は賢くなるべきだ」と書き込んだ。
今週行われたブリーフィングで米政権高官が米国はフランスなど欧州諸国と同様の状況に陥ることを避けようとしていると述べ、イスラム圏7か国の市民の入国を一時禁止する大統領令を擁護していた。
事件は3日午前10時(日本時間同日午後6時)ごろ発生。パリ中心部に位置する同美術館敷地内にあるショッピングエリアで容疑者が治安部隊に襲い掛かり兵士が5発発砲した。警察が館内にいた数百人の観光客を安全な場所に集めた。仏治安当局によると重傷を負った容疑者と頭部に軽傷を負った兵士1人が病院に搬送された。
フランスの捜査当局は容疑者は観光ビザで入国した29歳のエジプト人だとしている。容疑者はアラブ首長国連邦(UAE)に住んでいたとみられ、先月26日にドバイ(Dubai)から合法的にフランスに入国していた。捜索で容疑者のものとみられるエジプトのパスポートが見つかっている。(c)AFP