【2月2日 AFP】(更新)米ゲームソフト大手ゼニマックス(ZeniMax)が自社のバーチャルリアリティー(VR、仮想現実)技術を盗用されたとして米フェイスブック(Facebook)を訴えた裁判で、テキサス(Texas)州の陪審は1日、フェイスブックと傘下のオキュラスのVR機器「オキュラス・リフト(Oculus Rift)」の開発者らに対し、5億ドル(約570億円)の支払いを命じる評決を下した。

 ゼニマックス側は、オキュラス創業者のパーマー・ラッキー(Palmer Luckey)氏とその同僚らがリフトの開発に当たり、ゼニマックスから不正に入手したソースコードを用いたと主張。40億ドル(約4500億円)の損害賠償を求めていた。

 評決ではラッキー氏に5000万ドル(約57億円)、別の幹部に1億5000万ドル(約170億円)の支払いがそれぞれ命じられた。

 両氏はゼニマックスとの秘密保持契約に違反し、ソースコードや資料をUSBメモリーにコピーして持ち出したとされる。

 法廷ではフェイスブックのマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)最高経営責任者(CEO)も自社の弁護のため証言に立った。(c)AFP