【1月31日 AFP】オーストリア北部で、気温が氷点下の真夜中にオープンカーの屋根を開けたまま運転していた男(24)が警察に制止され、身柄を拘束される騒ぎがあった。男は薬物を服用していた。

 警察当局によると、男が拘束されたのは北部べルス(Wels)近郊。先週末の午前0時前、気温はマイナス6度で運転中の体感温度はさらに低いと考えられる中、オープンカーの屋根を開けたまま走行していた車が「目を引いた」ため、制止したという。

 運転していた男は、屋根を開けた状態で約30キロ離れたリンツ(Linz)から40分ほどの距離を走ってきたと警察に告げたという。

 警察は声明で「薬物の影響で運転は不可能と判断し、免許を取り上げようとした。しかし、男は薬物犯罪のため既に免許を失っており、できなかった」と明らかにした。

 男は薬物検査の結果、覚せい剤の一種アンフェタミンと大麻の陽性反応が出たという。(c)AFP