【1月29日 AFP】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は、発火につながる恐れのある欠陥やエアバッグ不具合を理由に、米国で約60万台のリコール(回収・無償修理)を実施する。リコール対象のほとんどは傘下のアウディ(Audi)ブランドの車となる。

 部品の腐食でエアバッグが開かない恐れがある。また冷却ポンプの欠陥でオーバーヒートや発火の恐れがある。米道路交通安全局(NHTSA)が28日にウェブサイトに掲載した声明によると、米国でこの欠陥や不具合に関連した死者はこれまでのところ出ていない。

 2016年に中国とイスラエルでこの欠陥や不具合に関連した事故が相次いだことを受けて、米国でのリコールが実施される運びとなった。VWによると販売代理店が必要な修理やパーツ交換を無償で実施する。(c)AFP