鉄道作業員、母娘を救って列車にひかれる バングラデシュ
このニュースをシェア
【1月28日 AFP】バングラデシュの首都ダッカ(Dhaka)で27日、列車にひかれそうだった母子を救った鉄道作業員がその列車にひかれ死亡する事故があった。
鉄道当局幹部によると、鉄道保守の作業員だったバダイ・ミア(Badal Mia)さん(58)は勤務中に、最高速度で走行してくる列車の線路を女児を連れた女性が横断しようとしているのに気づき、体を張って母娘を線路から押しのけた。2人は助かったが、ミアさん自身はこの列車にひかれて即死したという。
鉄道当局幹部は「同僚をこのように失うことはわれわれにとってショックだ。しかし、ミアは勇敢さと真の英雄行為の模範を示してくれた」と語った。8人の父親のミアさんは定年退職間近だったという。(c)AFP