【1月28日 AFP】(更新)ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は27日、「イスラム過激派の米国への入国を阻むため」として米国への移民・難民の審査の強化を命じる大統領令に署名した。

 トランプ大統領は、ジェームズ・マティス(James Mattis)新国防長官の就任宣誓式が行われた米国防総省で「合衆国への外国テロリストの入国からの国家の保護」と題された文書に署名。集まった軍高官が拍手を送る中で「これはすごいことだ」と宣言した。

 米政府はこの文書の文面をまだ明らかにしていないが、米報道機関にリークされ今週大きく報じられた草案によると、新審査規則ができるまで米国の難民再定住プログラムを少なくとも120日間停止するほか、シリア難民の受け入れを無期限に、あるいは米大統領がもはや脅威ではなくなったと判断するまで禁止するなどの内容だという。

 また国民の大半がイスラム教徒のイラン、イラク、リビア、ソマリア、スーダン、シリア、イエメンの7か国からの移民と旅行者へのビザ発給を30日間停止するという。(c)AFP/Dave Clark