【1月25日 AFP】ウズベキスタンの最高裁は24日、同国の受刑者などおよそ4万人に対する大規模な恩赦を実施したと発表した。

 最高裁がAFPに対して明らかにした声明によると、恩赦は昨年10月に議会で可決され、今月実施された。また恩赦は「人道主義に基づく行為」であると説明し、対象人数は3万9748人に上るという。

 また声明によると、恩赦の対象となったのは女性、未成年、60歳以上の男性、外国人が中心で、ウズベキスタンの憲法が承認されてから24年のタイミングで実施されたとしている。

 ウズベキスタンではイスラム・カリモフ(Islam Karimov)前大統領が1991年に政権の座に就いて以降、定期的に恩赦が実施されてきた。昨年実施された恩赦では、対象となった約5万5000人のうち3000人以上が即時釈放され、残りも減刑されるなどした。

 カリモフ前大統領は昨年9月、脳出血により78歳で死亡している。(c)AFP