ブラジルの刑務所でまた暴動、52人脱走 携帯電話押収に反発
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【1月25日 AFP】ブラジルのサンパウロ(Sao Paulo)州バウル(Bauru)にある刑務所で24日、暴動があり、受刑者150人余りが一時脱走した。大半は捕まったが、依然として52人が逃走中で警察が捜索を続けている。過密状態にあるブラジルの刑務所では暴動が頻発している。
バウルはサンパウロ市の北西に位置する町。刑務所管理当局よると、暴動が起きたのは半開放型の刑務所で、受刑者らは独房の一つに火を付けた後、脱走した。
暴動の発端は、刑務官が受刑者の一人の携帯電話を没収したことに対し、受刑者らが抗議したことだという。
当局は声明で、一時152人が脱走し、そのうち100人が軍警察によって捕らえられたと明らかにした。
ブラジルの刑務所では麻薬犯罪組織の抗争が原因とみられる暴動が相次ぎ、報道によると今年に入り130人余りの受刑者が殺害され、その多くが斬首されている。(c)AFP