大地震で低くなった? エベレストを再測量へ
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【1月24日 AFP】世界最高峰エベレスト(Mount Everest)の高さが2015年に発生した大地震で低くなったかどうかを調べるため、再測量が実施されることになった。インド測量局の局長が24日、明らかにした。専門家チームが隣国のネパールへ派遣される予定だという。
2015年4月、ネパールで発生したマグニチュード(M)7.8の大地震では数千人が犠牲となった他、首都カトマンズ(Kathmandu)の地下の地盤が南方へ約3メートル移動するなど、国内の地形に大きな影響を及ぼした。
またこの地震の衝撃により、公式には標高8848メートルとされるエベレストが数ミリから1インチ(約2.54センチ)程度低くなったとする衛星観測によるデータがあったことから、専門家らの間でエベレストの高さについて議論となっており、再測量が行われることになった。
PTI通信(Press Trust of India)が測量局局長の話として報じたところによると、局長は「われわれはエベレストを測量する」と述べ、専門家チームが2か月後に出発する予定だと明らかにしたという。測量には1か月ほどかかり、公式発表にはさらに2週間ほどを要するという。(c)AFP