行方不明の若い女性、遺体で見つかる 殺人少ないアイスランドに衝撃
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【1月23日 AFP】(訂正)アイスランドで、14日から8日間にわたり行方不明になっていた女性(20)の遺体が海辺で見つかり、殺人事件がほとんど発生しない同国に悲しみが広がっている。
警察は22日の声明で殺人事件として捜査する方針を示したが「現段階で死因を特定するのは不可能」と説明している。
アイスランドは世界で最も犯罪率が低い国の一つで、殺人事件はほとんど発生していない。警察官は武器を持たずに街を巡回している。
地元メディアによると、725人以上のボランティアが参加したアイスランド史上最大規模の捜索・救助活動の結果、首都レイキャビク(Reykjavik)南方の海辺でビルナ・ブリャンスドッティル(Birna Brjansdottir)さんの遺体が発見された。ブリャンスドッティルさんはレイキャビクのバーで一晩お酒を飲んだ後に行方不明になっていた。
ブリャンスドッティルさんの失踪に関連し、デンマーク領グリーンランド(Greenland)出身の25歳と30歳のトロール漁船の乗組員が拘束されている。
防犯カメラ映像には、ブリャンスドッティルさんが最後に確認された場所で見られたのと同じ赤い小型車がこのトロール船の近くに停車しているのが映っていた。
トロール船は、ブリャンスドッティルさんの靴が発見された港からさほど離れていない埠頭から彼女の失踪の数時間後に出航していたが、乗組員らから聴取するためアイルランド警察の精鋭部隊がヘリコプターで追跡していた。
乗組員2人は、トロール船がレイキャビクに帰港した後に拘束された。
警察の統計によると、人口約33万人のアイスランドでは、2001年以降の殺人事件の発生件数は年間平均1.8件。殺人犯は酒に酔った状態、又は精神的に不安定なことが多い。(c)AFP