【1月18日 AFP】(更新)ナイジェリア北東部ボルノ(Borno)州で17日朝、イスラム過激派組織ボコ・ハラム(Boko Haram)によって家を追われた避難民が生活するキャンプが同国軍の戦闘機による誤爆を受け、赤十字国際委員会(ICRC)によると70人が死亡、100人以上が負傷した。

 空爆を受けたのは、ボコ・ハラムの活動拠点となっている同州の北部にある避難民キャンプ。現場では当時、支援団体が避難民らに食料を配給しており、赤十字のナイジェリア人職員6人も犠牲になった。

 ナイジェリア当局は誤爆の事実を認め、「戦場の霧」が原因だったと説明。これに対し、同地域で活動する支援団体からは強い非難の声が上がっている。国際医療支援団体「国境なき医師団(MSF)」は、誤爆は「衝撃的で、容認できない」と非難した。(c)AFP