【1月17日 AFP】中国南部・広東(Guangdong)省の深セン(Shenzhen)で、自転車のシェアリングを運営する会社が貸し出していた500台を超える自転車が、市内の路上にうずたかく積まれているのが見つかったと、複数のメディアが報じている。

 中国では自転車のシェアリングビジネスが活況を呈しており、都会の路地では、利用者がスマートフォンアプリを駆使し、要望に応じて自転車を借り、好きな場所で返却できる貸し出し用のカラフルな自転車を頻繁に目にすることができる。

 ところが、借りた自転車を利用者が乗り捨ててしまうという問題が生じているという。

 地元紙・南方都市報(Southern Metropolis Daily)では、乗り捨てられた自転車が山積みにされた場所の近くに住むという男性の「最近の人たちには全く行儀がなってないやつもいる」という非難の言葉に加え、「もう料金を払ってしまったからといって、やつらは(自転車を)使い終わったらどこかに捨てるんだ」というコメントが紹介されている。

 コメントした男性によると、道路脇に乗り捨てする前に自転車を破壊する人たちをここ数日間で目撃したという。また他の住民らが同紙に語ったところによると、自転車が積み上げられたのはここ1週間のことで、心ない利用者がでたらめに駐輪したか、道路のスペースを確保するために警備員が積み上げた可能性があるという。(c)AFP