【1月17日 AFP】トルコ最大都市イスタンブール(Istanbul)のナイトクラブで今月1日、銃の乱射によって39人が死亡した事件で、容疑者として警察に拘束された男が犯行を自供した。地元当局が17日、発表した。

 イスタンブール県のバーシップ・シャーヒン(Vasip Sahin)知事は報道陣に対し「テロリストは犯行を自供した」と述べ、拘束された人物がウズベキスタン出身で1983年生まれのアブドゥルガディル・マシャリポフ(Abdulgadir Masharipov)容疑者であることを明らかにした。シャーヒン知事によるとマシャリポフ容疑者はアフガニスタンで訓練を受け、4か国語を操ることができる「よく訓練されたテロリスト」だという。

 マシャリポフ容疑者は16日、警察による大規模な作戦の末にイスタンブール市内のエセニュールト(Esenyurt)地区で拘束された。

 高級ナイトクラブ「レイナ(Reina)」で銃乱射があって以降、警察は2週間以上にわたって容疑者の行方を追っていた。事件についてはイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行を認める声明を出していた。

 シャーヒン知事はさらに、マシャリポフ容疑者と一緒にいたイラク人の男1人とエジプトおよびアフリカ出身の女3人も拘束されたことを明らかにした。一方、当初の報道では拘束時、容疑者の4歳の息子も一緒にいたと伝えられていたが、知事は子どもはいなかったと述べた。(c)AFP