【1月17日 AFP】ジンバブエの警察当局は16日、ロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領が今年10月に死亡すると予言した牧師の身柄を拘束した。牧師の弁護士が明らかにした。

 AFPの取材に応じた同弁護士によると、国旗を身に付けていたことに関する別の容疑で首都ハラレ(Harare)の裁判所に出廷したパトリック・ムガザ(Patrick Mugadza)牧師は、休廷中に大統領の死を予言した容疑で拘束されたという。

「当初は大統領の権威を傷つけたという容疑だったが、その後、特定の人種や宗教によって他者を侮辱した容疑に切り替えられた」と弁護士は述べた。

 ジンバブエ北部の観光地カリバ(Kariba)を拠点にするムガザ牧師は先週、記者会見を行い、ムガベ大統領が10月17日に死亡すると予言していた。ムガベ大統領は来月93歳になる。

 ジンバブエには大統領の権威を傷つけたり、大統領を侮辱することを禁じる法律があり、ムガベ大統領をやゆしたり、大統領に関する予言をすることは危険を伴う行為となっている。(c)AFP