トルコの貨物機がキルギスで墜落、村を直撃し37人死亡 操縦ミスか
このニュースをシェア
【1月16日 AFP】(更新、写真追加)中央アジアのキルギスで16日、トルコの貨物機が首都ビシケク(Bishkek)近郊の村に墜落し、少なくとも37人が死亡した。地元当局が発表した。事故機は濃霧の中で、キルギスの玄関口であるマナス(Manas)国際空港への着陸を試みていたという。
非常事態省によると、香港(Hong Kong)からビシケクを経由し、トルコのイスタンブール(Istanbul)へ向かう予定だったが、現地時間午前7時30分(日本時間午前10時30分)ごろに墜落した。少なくとも4人のパイロットが乗っていたが、全員死亡したという。また、貨物機は民家を直撃し、約43棟が損壊した。
トルコのACTエアラインズ(ACT Airlines)は、同社所有の飛行機が墜落に関与したとし、事故について「深く悲しんで」おり、「事故原因は分かっていない」とする声明を発表した。一方でキルギスの副首相は国営テレビに対し、「予備段階の情報によれば、飛行機の墜落はパイロットのミスによるもの」だと説明している。
当局は当初、事故機はトルコ航空(Turkish Airlines)のものと述べていたが、トルコ航空側が否定していた。
匿名を条件にAFPの取材に応じた目撃者の1人は、「飛行機が家々に向かって墜落した。皆一家そろって死んでしまった」と語った、「家々には何も残ってない。家族皆、子どもたちもそろって死んでしまった。多くの人たちは眠っていた」と話した。(c)AFP