仏ルノーに排ガス不正疑惑、フィアット・クライスラーなども
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【1月14日 AFP】フランスの自動車大手ルノー(Renault)が排ガス規制逃れを行っている疑いがあるとして、仏検察当局が調査していることが明らかになり、同社の株価は急落した。
ルノーを含む自動車メーカー数社のディーゼルエンジンから危険なレベルの排ガスが検出されたことを専門家らが確認したことを受け、仏検察当局は13日、排ガス規制逃れの可能性について調査を進めると発表した。一方、ルノー側は同社のエンジンは「フランスおよび欧州の規定」に従っていると主張している。
同日、仏CAC40指数全体は前日よりも1.2%上昇する中、ルノーの株価は急落し、パリ(Paris)の証券取引所では2.9%安の83.76ユーロで引けた。
約1年半前にはドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正が明るみに出たが、今回、同様の疑いはルノー以外に欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)をはじめ他社へも向けられている。フィアット・クライスラーもルノー同様、疑惑について否定しており、「公正に」この問題を解決するために、ドナルド・トランプ(Donald Trump)次期米政権と協力すると述べている。(c)AFP