【1月13日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)は13日、男子シングルスの組み合わせ抽選が行われ、世界ランク1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は、通算6度目の決勝進出を果たすまでに錦織圭(Kei Nishikori)やスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)らと対戦する可能性が出てきた。

 自身2度目となるウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)制覇をはじめ、五輪連覇と年間1位に輝く最高の2016年シーズンを経験したマレーは、大会連覇を目指すノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)との4試合を含め、全豪の決勝ではこれまで計5回敗れている。

 英国新年の叙勲(New Year Honours)で名簿入りを果たしたスコットランド出身のマレーは、1回戦の相手がウクライナのイリヤ・マルチェンコ(Illya Marchenko)に決まり、順調に勝ち進めば準々決勝では第5シードの錦織と当たり、準決勝では2014年大会覇者のワウリンカが待ち受けている可能性がある。

 一方、第2シードのジョコビッチは、1回戦で経験豊富なスペインのフェルナンド・ベルダスコ(Fernando Verdasco)と対戦することが決まり、厳しいスタートとなった。

 大会歴代最多となる通算7度目の優勝を目指すジョコビッチはまた、4回戦でブリスベン国際(Brisbane International 2017)覇者グリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)、準々決勝で第8シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)と激突するとみられ、さらに準決勝ではビッグサーバーで第3シードのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)と対戦する可能性がある。

 史上最多を誇る通算17度の四大大会(グランドスラム)制覇を誇る第17シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は、マレーと同じ山に入り、1回戦では予選通過者と対戦することが決まった。

 グランドスラムの優勝回数でフェデラーと競い合う第9シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は、準々決勝でラオニッチと顔を合わせる可能性が高く、準決勝ではジョコビッチと激突すると予想されている。

 地元オーストラリアから大きな期待を背負う第14シードのニック・キリオス(Nick Kyrgios)は、1回戦の相手がポルトガルのガストン・エリアス(Gastao Elias)に決まり、順調に勝ち進めば4回戦でワウリンカと対戦することが濃厚とされている。(c)AFP