【1月11日 AFP】オーストラリア東部クイーンズランド(Queensland)州のゴールドコースト(Gold Coast)にあるテーマパーク「ムービーワールド(Movie World)」で11日、ジェットコースターが運転中に故障し、乗っていた20人が取り残される事故があった。乗客はその後、全員救助され、負傷者はいない。数か月前には、近くの別のテーマパークで4人が死亡する事故が発生したばかり。

 クイーンズランド州の消防救急当局によると、救助された20人は猛暑の中、地上20メートルの高さで立ち往生させられ、中には救助まで約1時間半待たされた乗客もいたという。

 別の当局者は、取り残されていた乗客の大半は10代で、治療が必要な負傷者はいないと述べた。

 ゴールドコーストでは昨年10月、近くのテーマパーク「ドリームワールド(Dreamworld)」で、ベルトコンベヤーを利用したアトラクション「サンダー・リバー・ラピッズ・ライド(Thunder River Rapids Ride)」の事故があり4人が死亡した。ドリームワールドは一時休園していたが、厳しい安全性検査を経て、数週間前に営業を再開していた。

 ドリームワールドの運営会社は、事故の起きたアトラクションは取り壊し、恒久的な犠牲者の追悼碑を建てると表明している。(c)AFP