「イエス・ウィー・ディド」、オバマ米大統領が任期最後の演説
このニュースをシェア
【1月11日 AFP】米国のバラク・オバマ(Barack Obama)大統領は10日、任期最後となる国民向け演説を地元シカゴ(Chicago)で行った。大統領に初選出された際に用いられたスローガン「イエス・ウィー・キャン(Yes We Can、わたしたちはできる)」を「イエス・ウィー・ディド(Yes We Did、わたしたちはやり遂げた)」に変え、ホワイトハウス(White House)での8年間を締めくくった。
オバマ大統領はイランとの核合意から医療保険制度改革「オバマケア(Obamacare)」まで、任期内に実現させた成果を挙げながら、演説のほとんどをドナルド・トランプ(Donald Trump)次期大統領勝利に動揺した支持者たちを励ますことに費やした。
オバマ氏は党派意識、差別主義、そして不平等が民主主義を脅かしていると警鐘を鳴らし「表面的な違いはあるけれども、私たちは共にある」「共に立ち上がらなければ、共に沈むだけだ」と述べた。
また「党の違いにかかわらず、私たち全員が私たちの民主主義制度を立て直すために身をささげるべきだ」と訴えた。(c)AFP/Andrew BEATTY