錦織「すごく自信になる」 ワウリンカ撃破に手応え
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【1月8日 AFP】テニス、ブリスベン国際(Brisbane International 2017)は7日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第3シードの錦織圭(Kei Nishikori)は7-6(7-3)、6-3のストレートで第2シードのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)を退け、四大大会(グランドスラム)制覇が手の届く範囲にあることを示した。
ワウリンカに1時間41分で勝利した錦織は、8日の決勝でグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)と対戦する。ディミトロフは7日の準決勝で第1シードのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)に7-6(9-7)、6-2で勝利した。
2014年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2014)では優勝まであと一歩に迫ったものの、世界ランキングの上位選手の中で錦織は、グランドスラム制覇の経験がない数少ない選手の一人となっている。それでもグランドスラム優勝3回を誇るワウリンカに快勝したことで、アジア人初の快挙を達成する実力があることを改めて証明した。
第1セットはブレークが一度も奪えないなかで、錦織はタイブレークで一気にギアを上げてワウリンカを振り切ると、第2セットは相手を寄せ付けない圧巻のテニスを披露した。錦織は「きょうの勝利はすごく自信になるし、次も勝ちたいです。グランドスラムは大きな目標で、そのためにも良いプレーを続けたい」とコメントしている。
「第1セットはすごく厳しかったけれど、粘ってタイブレークまで持ち込み、そこで少ないチャンスをものにできた。その後の第2セットは良くなったと思います」
敗れたワウリンカも「きょうはケイの方が少し上手だった。かなりプレッシャーをかけてきた。攻撃的な選手だし、きょうは僕よりも良かった」と認めている。
決勝の相手で、錦織とは過去3度の対戦ですべて敗れているディミトロフは、「対戦するたびに感触が違う選手がいて、ケイもそういう選手の一人だ」とコメント。
「昨年の対戦はかなり競った試合だったと思う。チャンスはあったし、自分の勢いも感じた。だけど次はまた別の試合だし、決勝だ。次週は試合に出る予定はないから、すべてを出し尽くすつもりで頑張るよ」 (c)AFP