【1月7日 AFP】サッカーカンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のシャペコエンセ(Chapecoense)が6日、2016年11月に選手や監督ら多くのクラブ関係者が犠牲になった航空機墜落事故が発生して以来、初練習を行った。ドレッシングルームでは、事故から奇跡的に生還した選手の一人であるDFエリオ・エルミート・サンピエル・ネト(Helio Hermito Zampier Neto)も姿をみせ、新しいチームメートを激励した。

 事故で多くの選手を失い、ゼロからチームを建て直すことになるシャペコエンセはこの日、練習前に本拠地アレーナ・コンダ(Arena Conda)で新加入選手を正式に発表。プリニオ・ダビ・デ・ネス・フィーリョ(Plinio David De Nes Filho)会長は「われわれは本日、新たな未来に向かって出発する。それらは希望、楽観、決意、努力で満たされるだろう」とコメントした。

 コパ・スダメリカーナ(2016 Copa Sudamericana)で決勝へ勝ち上がる快進撃を見せながらも、決勝戦の開催地コロンビアに向かう途上で飛行機が墜落し、快挙の夢が断たれたシャペコエンセは、この日までに新加入選手5人との契約を済ませており、チーム再建に向けて20人の新戦力獲得を予定している。

 クラブは21日にパルメイラス(Palmeiras)と親善試合を行い、26日には事故後初となる公式戦でジョインヴィレEC (Joinville EC) と対戦する。(c)AFP