【1月7日 AFP】(更新)ブラジル北部ロライマ(Roraima)州の刑務所で6日、暴動が発生し、頭部を切断されるなどして31人が死亡した。同国の刑務所で暴動が起きるのは今週で2度目。

 当局によると、被害者の多くは頭部や手足を切断されたり、内臓を取り出されたりしていた。同州政府は、現在では事態が収拾されたとしている。死者は当初33人とされていたが、6日夜に31人だったと発表された。

 同州に隣接するアマゾナス(Amazonas)州の州都マナウス(Manaus)の刑務所では今月1日から2日にかけて17時間に及ぶ暴動が発生。犯罪組織に属する受刑者が敵対する組織の受刑者56人を殺害した。

 地元当局者がAFPに語ったところによると、今回の暴動は前回のような全面衝突ではなく、ある受刑者グループが早朝の1時間足らずの間に敵対グループのメンバーを次々と襲撃したものだった。(c)AFP