【1月6日 AFP】(更新、写真追加)バングラデシュの警察当局は6日、首都ダッカ(Dhaka)で昨年7月に起きた飲食店襲撃事件の首謀者とされるイスラム過激派1人を、同日未明に行った作戦で殺害したと発表した。

 ダッカ首都圏警察の発表によると、ダッカ市内のRayer Bazarにある建物を急襲した後、2人の遺体を発見。うち1人について、ダッカ市内の高級飲食店「ホリー・アーティサン・ベーカリー(Holey Artisan Bakery)」で日本人7人を含む22人が殺害された襲撃事件の「首謀者の一人」とされるヌルル・イスラム・マルザン(Nurul Islam Marzan)容疑者と確認したという。

 マルザン容疑者は30歳前後とみられ、銃撃戦で死亡したのか、自殺を図ったのかは現在のところ不明だとしている。

 ホリー・アーティサン・ベーカリーの襲撃事件では、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の支部を名乗るグループが犯行声明を出したが、バングラデシュの警察当局は事件とISとのつながりを否定。犯行を首謀したのは国内のイスラム過激派組織「ジャマートゥル・ムジャヒディン・バングラデシュ(JMB)」の分派だとの見方を示している。(c)AFP