【1月6日 AFP】アルゼンチンの有名な大平原パンパス(Pampas)で発生した一連の火災によりこれまでに100万ヘクタール近くが焼け、消防隊が必死の消火活動を続けている。当局が5日、明らかにした。

 強風と夏の高気温、干ばつといった悪条件に見舞われ、同国中央部の農畜産物の2大生産地ラパンパ(La Pampa)州とブエノスアイレス(Buenos Aires)州の広大な農地と牧草地が灰燼(かいじん)に帰した。野生動物や家畜が死に、数本の道路が寸断された。

 最も大きな火災は人口約4000人の村ラアデラ(La Adela)の南約20キロのもの。消防によるとこの火事の原因は新年の週末に落ちた雷で、火は幅10キロメートルにわたって広がっている。(c)AFP