【1月5日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)次期米大統領は4日、米証券取引委員会(SEC)の次期委員長に、ニューヨーク(New York)の企業法務弁護士ジェイ・クレイトン(Jay Clayton)氏を指名した。

 法律事務所サリバン・アンド・クロムウェル(Sullivan & Cromwell)のパートナーであるクレイトン氏は、2008年の金融危機の際、米投資銀行大手ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)などの金融機関の顧問を務めた。次期SEC委員長として、証券法の執行、企業の情報公開や投資家の権利など、さまざまな政策のかじ取りを担う。

 トランプ氏は就任後、金融危機後に銀行などの企業にかけられた厳しい規制の凍結または撤廃に踏み込むと予想されている。クレイトン氏の指名を発表した声明では、企業にとって重圧となっている規制を撤廃する必要があると主張している。(c)AFP