仏風刺週刊紙、襲撃から2年の特別号発行 ブラックユーモア貫く
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【1月4日 AFP】フランスのパリ(Paris)にある風刺週刊紙シャルリー・エブド(Charlie Hebdo)の本社がイスラム過激派による襲撃を受けてスタッフの大半が犠牲になった事件から、7日で丸2年を迎える。同紙はその特別号の表紙を、得意とする挑発的なブラックユーモアで飾った。
現地で4日に発売されるこの特別号の表紙には、イスラム過激派が構えるAK47(カラシニコフ自動小銃)の銃口の中を、満面の笑みを浮かべた男性がのぞき込んでいる絵が描かれている。下部には「2017年、ついにトンネルの出口だ」という文言が添えられている。
2015年1月7日に起きたこの襲撃では、国内でも指折りの人気漫画家たちを含む12人が殺害された。
今回の特別号のイラストを担当したフールズ(Foolz)氏は、襲撃で犠牲になったステファヌ・シャルボニエ(Stephane Charbonnier、通称シャルブCharb)氏、ジャン・カビュ(Jean Cabut、同カビューCabu)氏、ジョルジュ・ウォランスキ(Georges Wolinski)氏といった伝説的漫画家の後を継ぐ新世代の漫画家の一人だ。
1年前に発行した事件から丸1年の特別号は「あれから1年、殺人者は今も逃走中」という表題と共に、長いあごひげを生やし、銃を担いだ血まみれの「神」のイラストを掲載。100万部以上を売り上げている。(c)AFP