イタリア極右系書店前で爆発、警官1人が片目と片腕失う
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【1月2日 AFP】イタリアのフィレンツェ(Florence)で1日、極右組織「カーサ・パウンド(Casa Pound)」系の書店前に置かれていた包みを警察の爆発物処理班が処理しようとしたところ爆発し、警官1人が片方の腕と目を失う重傷を負った。
伊AGI通信が報じた警察筋の情報によると、市中心部にある同書店前で不審な包みがパトロール中に発見され、駆けつけた爆発物処理班の専門家が近づいたところ爆発した。包みにはタイマーが仕掛けられていたという。負傷した警官は病院へ救急搬送されたが、医師らは片方の腕と目を救うことができなかった。
カーサ・パウンドは2003年に首都ローマ(Rome)で台頭した極右運動で、現在は数百人のメンバーを有し、反欧州連合(EU)・反移民デモなどを行っている。リーダーのジャンルカ・イアンノーネ(Gianluca Iannone)氏は、この書店への攻撃は3度目だとしている。(c)AFP