【1月2日 AFP】英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II、90)は1日、「重い風邪」のため、新年恒例の礼拝を欠席した。英王室が明らかにした。女王は先月のクリスマス礼拝も風邪を理由に欠席していた。

 ただ王室関係筋によると、女王は公務関連文書の受け取りを続けており、床を離れて動き回る元気があるという。

 在位期間が世界最長の君主であるエリザベス女王は、昨年のクリスマスを例年通り家族と共にイングランド(England)東部ノーフォーク(Norfolk)州サンドリンガム(Sandringham)の別邸で過ごした。

 一家はセント・メリー・マグダレン教会(St Mary Magdalene)でのクリスマス礼拝に出席するのが慣例だが、女王はクリスマス当日の礼拝を風邪のため欠席していた。

 元日の礼拝に先立ち、王室は声明で「女王陛下は本日のサンドリンガムでの日曜礼拝には出席しない」と発表。「女王はいまだ重い風邪からの回復中にあり、まだ礼拝に出席できるほどの状態にはない」と説明した。

 女王の夫のフィリップ殿下(Prince Philip、95)も風邪にかかり、夫妻のサンドリンガム行きは1日延期されていた。フィリップ殿下はその後回復し、クリスマスと元日の両方の礼拝に出席している。(c)AFP