【12月31日 AFP】インド東部ジャルカンド(Jharkhand)州ゴッダ(Godda)にある炭鉱で起きた大規模な崩落事故で、31日までに11人の死者が確認された。がれきの下に埋もれている遺体を救助隊が捜索しており、死者数はさらに増える見通し。

 州都ランチー(Ranchi)から約390キロ離れたラルマティア(Lalmatia)の露天掘りの炭鉱で29日夜、巨大な土山が崩落した。

 ジャルカンド州警察の報道官は、新たな遺体が収容されて死者数が11人に増えた時点でAFPに対し「捜索活動は不休で行われている。11人の遺体を確認できた。がれきの下にさらに1人か2人の遺体が埋まっている恐れがある」「崩落事故後間もなく、軽傷ですんだ15~16人の作業員が現場から避難することができた。この地域(人里離れた森林地帯)の厳しい地勢と濃霧により、救出活動は困難を極めている」と述べた。

 救助隊は31日夜までに捜索活動を終了する意向。崩落事故に関する説明はいまだないが、政府は調査を開始している。(c)AFP