ギリシャ大使殺害、ブラジル人妻とその愛人の警察官が犯行自供
このニュースをシェア
【12月31日 AFP】(写真追加)ブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)州で、ギリシャのキリアコス・アミリディス(Kyriakos Amiridis)駐ブラジル大使(59)が、ブラジル人の妻とその愛人の警察官が企てた「愛憎犯罪」で殺害された。2人は犯罪を自供した。捜査当局が30日、明らかにした。
リオデジャネイロ警察殺人課のセルヒオ・ゴメス・モレイラ(Sergio Gomez Moreira)課長は記者会見で、アミリディス大使は26日に大使の妻の愛人である警察官に殺害されたと述べた。
アミリディス大使の真っ黒に焼け焦げた遺体は29日、焼けたレンタカーの中で発見された。大使の妻のフランソワーズ・デ・ソウザ・オリベイラ(Francoise de Souza Oliveira)容疑者はその前日、大使が行方不明になったと届け出ていた。
ブラジルのメディアは捜査当局は警察の記者会見の前から、逮捕された警察官は大使の妻の愛人だと報じていた。
ここ1世紀以上で最悪の不況に見舞われているリオデジャネイロ州は財政破綻の危機に直面しており、長らく悩まされてきた暴力犯罪への対応に苦慮している。
今年五輪を開催したリオデジャネイロはここ数か月、麻薬密売組織の抗争にあおられて犯罪率が急激に上昇している。(c)AFP