「しつけ」で屋外に15時間 6歳児重体 ベルギー
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【12月30日 AFP】ベルギーで29日、クリスマスの翌日に母親らに「しつけ」としていてつく寒さの中、パジャマ姿で15時間バルコニーに出されていたところを保護された6歳の男児が、首都ブリュッセル(Brussels)の病院で重体に陥っていることが分かった。検察当局と地元メディアが明らかにした。
現地紙ヘット・ラーツテ・ニウス(Het Laatste Nieuws)によると、男児は26日、ブリュッセルのサンジョス(Saint-Josse)地区にあるアパートで、自らキッチンで何か食べるものを見つけて食べたことでバルコニーに出され、午前5時から午後8時まで外に出されていたとみられている。
ブリュッセル検察当局の声明によれば、救急隊が発見した際、男児は「意識不明で、低体温症と栄養失調」だったという。男児は今も重体だという。さらに、双子の女児も虐待と栄養失調で病院に搬送された。
検察当局は、母親(31)と継父(21)を保護者による未成年者虐待の容疑で逮捕したことを明らかにしている。(c)AFP