【12月30日 AFP】米国から大統領選への介入を非難されて厳しい制裁を科されたロシアは29日、米側の主張を強く否定した。その上で、「相応の報復」を行う方針を示した。

 米国はロシアの主要2情報機関を対象とした制裁を行い、情報員らを国外退去処分とし、米国内にある2か所の関連施設を閉鎖するとしている。

 ロシア通信(RIA)はドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)大統領報道官が、「わが国に関してなされた事実無根の主張と非難を断固否定する」と述べたと伝えた。

 その上でロシア側は、「相応の報復」を行うと断言。ペスコフ報道官は、米側が「既に悪化している米ロ関係を完全に破壊する」ことを望んでいると指摘し、ロシアは「相互主義の原則にのっとり適切に対応する」という意向を表明した。(c)AFP