シリア政府軍、アレッポ奪還を宣言 反体制派の撤退完了
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【12月23日 AFP】(更新)シリア政府軍は22日、同国第2の都市アレッポ(Aleppo)の全域を反体制派から奪還したと宣言した。同国で約6年間にわたり続く内戦で、政府側にとって最大の勝利となった。
政府軍は、「殉死者らが流した血、そして勇猛なわが軍と同盟部隊が払った犠牲のおかげで(…)アレッポがテロリズムとテロリストから解放され、同市に残っていた人々も退避したことを受け、政府軍総司令部は同市に安全が戻ったことを宣言する」という声明を出した。
シリア国営テレビはこの直前、反体制派と民間人を乗せた最後の車列が同市東部を去ったと報じていた。
国営テレビは、「テロリストとその家族らを乗せた最後のバス4台が(政府軍が統制するアレッポ南部の地区)ラムッサ(Ramussa)へ到着した」と報道。反体制派組織「アハラール・アルシャーム(Ahrar al-Sham)」の幹部も、「反体制派が掌握していた地域から、最後の車団が出発した」と認めた。
反体制派は2012年にアレッポの東部を制圧したが、政府軍がここ1か月にわたって実施した攻勢により、かつて掌握していた地域の9割以上を失い、撤退に同意していた。(c)AFP