仏大女優ミシェル・モルガンさん死去 「映画界で最も美しい瞳」
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【12月21日 AFP】フランスの伝説的女優で、第1回カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)で女優賞を受賞したミシェル・モルガン(Michele Morgan)さんが20日、死去した。96歳だった。遺族が発表した。
グラマー女優の代名詞的存在だったモルガンさんは、ヌーベルバーグ(New Wave)到来以前の1940~60年代に、女優として最も華々しい活躍を果たした。
18歳だった1938年、映画『霧の波止場(Quai des Brumes)』に出演し、ジャン・ギャバン(Jean Gabin)演じる相手役を魅了した堂々とした目の表情で強烈な印象を残して、「映画界で最も美しい瞳」という評価を永遠のものにした。
ギャバンに加え、ジャン・マレー(Jean Marais)やミシェル・シモン(Michel Simon)、ハンフリー・ボガート(Humphrey Bogart)らそうそうたるスター俳優らと共演。アンドレ・ジード(Andre Gide)の同名小説を原作とした1946年のジャン・ドラノワ(Jean Delannoy)監督作品『田園交響楽(La Symphonie Pastorale)』では盲目の女性を演じ、同年の第1回カンヌ映画祭で女優賞を獲得した。(c)AFP