【12月20日 AFP】米ウォルト・ディズニー・スタジオ(Walt Disney Studios)は19日、配給会社として史上初めて今年の全世界での興行収入が70億ドル(約8200億円)を突破したと明らかにした。また北米での興行収入も映画業界全体の過去最高を更新した。

 SF映画「スター・ウォーズ(Star Wars)」シリーズのスピンオフ作品『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(Rogue One: A Star Wars Story)』の公開後初の週末の興行収入は全世界で2億9000万ドル(約340億円)を記録。この結果、今年の興行収入は北米で27億ドル(約3200億円)、その他の地域で43億ドル(約5000億円)を記録した。

 ウォルト・ディズニー・スタジオ傘下の5つの主要映画会社──ディズニー(Disney)、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ(Walt Disney Animation Studios)、ピクサー・アニメーション・スタジオ(Pixar Animation Studios)、マーベル・スタジオ(Marvel Studios)、ルーカスフィルム(Lucasfilm)──のすべてが映画を公開したのは今年が初めて。

 ウォルト・ディズニー・スタジオのアラン・ホーン(Alan Horn)会長は「この歴史的な偉業は、(傘下の)すべての映画会社が最高の作品を作り上げ、あらゆる世代、性別、国の観衆の共感を呼ぶ素晴らしい多様な物語を発表してきたおかげだ」と称賛した。

 同社は今年7月には国内興収で20億ドル(約2300億円)、世界興収で50億ドル(約5900億円)を史上最速で突破する記録を打ち立てていた。

 今年の興行収入では『ジャングル・ブック(The Jungle Book)』が9億6700万ドル(約1100億円)、昨年12月公開の「スター・ウォーズ」シリーズ第7作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒(Star Wars: The Force Awakens)』が7億3700万ドル(約860億円)となっている。(c)AFP