ゲイ選手の娘死亡事件で犯人を起訴、地元警察が発表
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【12月17日 AFP】陸上男子短距離の元世界王者タイソン・ゲイ(Tyson Gay、米国)選手の娘トリニティ・ゲイ(Trinity Gay)さんが、今年10月に撃たれて死亡した事件で、レキシントン市警察(Lexington Police Department)は16日、犯人の男らが今週、動機なしの殺人罪などで起訴されたと発表した。
トリニティさんは10月16日の早朝、米南部ケンタッキー(Kentucky)州レキシントン(Lexington)にあるレストランの駐車場で、2台の車に乗っていた人物らによる銃撃戦に巻き込まれ、銃弾を受けて死亡した。
シャザラエ・M・テイラー(Chazarae M. Taylor)被告は大陪審で、1件の殺人罪に加え、当局によれば「15歳のトリニティ・ゲイさんを死に追いやった状況を作り出す役割を果たした」として、第三者を命の危険にさらす行為に及んだ4件の罪で起訴された。
この事件では、テイラー被告の19歳の息子も殺人罪で起訴され、さらに20歳のラモンテ・ウィリアムス(Lamonte Williams)被告も第三者を命の危険にさらす行為に及んだ4件の罪で起訴された。テイラー被告については、第一級殺人罪で起訴されている。
かつて父親も走っていたラファイエット高校(Lafayette High School)の2年生で、陸上の花形選手として活躍していたトリニティさんは、2015年に行われた州大会の女子100メートル決勝で4位に入る有望選手だった。
ゲイ選手は12日、自身のインスタグラム(Instagram)に娘の誕生日を祝うメッセージを投稿していた。(c)AFP