【12月17日 AFP】ドイツ検察当局は16日、AFPの取材に対し、12歳の少年が手製の爆弾でクリスマス市の爆破を試みたとされる事件を捜査していることを認めた。

 事件を最初に報じた独週刊誌フォークス(Focus)は匿名の司法・治安両当局筋の話として、容疑者はイラク系ドイツ人の少年で、過激な宗教思想に染まり、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」のメンバーから指示を受けていた可能性があると伝えていた。

 犯行に使われたのは、ガラス製広口瓶に可燃性の粉とくぎを詰めた手製爆発装置。少年は先月26日、西部ルートウィヒスハーフェン(Ludwigshafen)のクリスマス市でこの爆発装置の起爆を試みたとされる。

 さらに今月5日、同市庁舎付近にあるショッピングセンターの外にも同装置を入れたバックパックを隠したとされるが、通行人がこれを発見して警察に通報。装置は警察により処理された。

 フォークス誌によると、少年は身柄を拘束され、未成年者向け施設に収容された。(c)AFP