トランプ氏と因縁の米誌、レストラン「トランプ・グリル」を酷評
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【12月16日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)次期米大統領が政権移行本部を置く米ニューヨーク(New York)五番街(Fifth Avenue)のトランプタワー(Trump Tower)。そのロビーにあるレストラン「トランプ・グリル(Trump Grill)」を、大統領としてのトランプ氏の適性と絡めて酷評したレビュー記事が14日の米誌ヴァニティ・フェア(Vanity Fair)電子版に掲載された。トランプ氏側も即座にツイッター(Twitter)で反撃している。
ヴァニティ・フェアのティナ・グエン(Tina Nguyen)記者による記事の見出しは「トランプ・グリルは米国最低のレストランかも」。「次期大統領について知っておくべき全てがそこにある」とサブタイトルが続く。
記事はトランプ・グリルについて「トリュフオイルなど高級食材を無用に使っている」と批判。ステーキは「衝突事故でつぶれたミニバンの中の死体のよう」、カクテルは「大学の新入生が寮の自室で調合実験したようだ」などとこき下ろし放題だ。
グエン記者は「感じのよいウエーター」に同情を示しつつ、今後の米国がトランプ大統領の下でどうなっていくのかがトランプ・グリルでの経験から見えるとし、懸念すべき兆候を例示して記事を締めくくっている。
ヴァニティ誌のグレイドン・カーター(Graydon Carter)編集長とトランプ氏とは1980年代から互いにやりあってきた因縁の関係にある。1730万人のフォロワーを持つトランプ氏は早速15日朝、自身のツイッターで「ヴァニティ・フェアの惨めなフォロワー数を見たかい?」とやゆし「グレイドン・カーターは能なしだ。そのうち首になるだろう」と言い放った。 (c)AFP