トランプ氏、就任前支持率は20年余で最低 36%が「無能」と予想
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【12月16日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)次期米大統領の支持率は当選を決めてから改善しているものの、次期大統領としては過去20年余りで依然として最低であることが、15日までに明らかになった。米CBSの世論調査では、3人に1人が同氏は「無能な」大統領になると予想している。
米政治情報サイト「リアル・クリア・ポリティクス(Real Clear Politics)」がまとめた最近の世論調査の平均では、トランプ氏に好意的な人が45%だったのに対して否定的な人は約50%に上った。ただ、11月8日の選挙日当日の調査では同氏に否定的な有権者が58%に達しており、それに比べるとやや改善している。
しかし、CBSが15日に公表した世論調査結果によると、トランプ氏が無能な大統領になると回答した有権者が36%に上った。この割合はバラク・オバマ(Barack Obama)現大統領の7%(2008年12月)、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)前大統領の14%(2000年12月)をはるかに上回っている。
世論調査会社ギャラップ(Gallup)によると、トランプ氏の政権移行への対応については支持すると支持しないがそれぞれ48%で拮抗(きっこう)したが、支持した割合はビル・クリントン(Bill Clinton)氏が当選した1992年の大統領選以降で最低を更新した。
政権移行への対応はオバマ氏の場合は国民の4分の3、クリントン氏は3分の2が支持していた。(c)AFP