【12月14日 AFP】ポリ袋で作ったサッカーアルゼンチン代表リオネル・メッシ(Lionel Messi)のユニホームを着ている写真で話題になったアフガニスタンの少年ムルタザ・アフマディ(Murtaza Ahmadi)君が13日、カタールのドーハ(Doha)で行われたFCバルセロナ(FC Barcelona)とアル・アハリ(Al-Ahli Saudi SC)の親善試合で、憧れのスーパースターとの共演を果たした。

 6歳のムルタザ君は、試合前の選手入場でメッシと手をつなぎながらピッチに登場。メッシはこの試合でルイス・スアレス(Luis Suarez)、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)とともに先発出場を果たし、前半10分にはチーム2得点目となるゴールを決めている。

 2022年のサッカーW杯(2022 World Cup)大会組織委は、ツイッター(Twitter)に2人が面会した動画を添えて「世界中が見たかった場面。6歳の少年がついにヒーローと面会する夢を実現させた」と投稿し、ムルタザ君も組織委を通して「ヒーローに会えてとてもうれしい。夢がかなった」とコメントした。

 今年1月、マジックペンでメッシの名前と背番号か書かれたポリ袋製のユニホームを着たムルタザ君の写真が実兄のフェイスブック(Facebook)に投稿されると、インターネット上で一躍話題となった。ムルタザ君はその後、国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)を通じてメッシ本人からサイン入りのユニホームを贈呈されている。

 ムルタザ君の父親は以前、AFPの取材に対して「息子がいつの日か『アフガニスタンのメッシ』になってくれることを望んでいる」と語っていた。(c)AFP