【12月11日 AFP】トルコ最大の都市イスタンブール(Istanbul)のサッカースタジアム付近で10日、自動車爆弾が爆発して警察官およそ20人が負傷した。

 スレイマン・ソイル(Suleyman Soylu)内相によると、イスタンブールを拠点とするサッカーチーム、ベシクタシュ(Besiktas)のスタジアムの近くで、同チームとブルサスポル(Bursaspor)の試合後、警官が乗ったバスを狙い自動車爆弾が爆発したという。

 ソイル内相は、「サッカーの試合が終わって観客がいなくなった後、機動隊が配置についていた場所で爆弾を積んだ乗用車が爆発したようだ」「攻撃は機動隊が乗っていたバスを狙った」と述べた。

 民放テレビNTVの報道によるとブルサスポルは、同チームのファンに負傷者はいないとしている。

 爆発があった場所はビナリ・ユルドゥルム(Binali Yildirim)首相のイスタンブール事務所からも近く、警察は爆発の発生直後、現場付近を封鎖して対応した。

 トルコでは今年主要2都市で多くの攻撃が発生して数十人が死亡しており、警戒が強化されていた。(c)AFP/Fulya OZERKAN