爆発問題のノート7、米国で強制無効化へ ベライゾンは参加拒否
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【12月10日 AFP】韓国のサムスン電子(Samsung Electronics)は9日、安全性の問題でリコールしたスマートフォン「ギャラクシーノート7(Galaxy Note 7)」について、米国に残る持ち主に利用を停止させるため、端末を使用不能にする措置を取ると発表した。
世界一のスマートフォン販売量を誇るサムスン電子は今年、バッテリー爆発や発火が報告されたノート7のリコールを実施。同社によると、米国内ではこれまで93%の端末が回収されたが、米国市場に残る端末をなくすため、同製品の充電機能を無効にするアップデートを19日から配信するという。ノート7の利用者は、別のサムソン製スマートフォンとの交換、または料金の払い戻しが受けられる。
しかし米通信大手ベライゾン(Verizon)は、交換が可能な端末を持たないノート7の利用者が危険な状況に置かれる可能性があるとして、同アップデートには参加しない方針を表明。声明で、「緊急事態が起きた際、家族や緊急当局、医療機関に連絡できない状況を作りたくない」と説明している。 (c)AFP