「組織的」なドーピング、露選手1000人以上が関与 報告
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【12月9日 AFP】ロシアによるドーピング違反について調査しているカナダの法律家リチャード・マクラーレン(Richard McLaren)氏は9日、新たな報告書を公表し、約30競技にまたがる1000人以上のロシア人選手が、2014年のソチ冬季五輪、2012年のロンドン五輪などの国際大会で、禁止薬物を使用する「組織的な陰謀」に関与していたと述べた。
マクラーレン氏は新たに発表した報告書の中で、ソチ冬季五輪でドーピング検査用のサンプルのすり替えが行われていたことや、国際的な専門家が検査する際、サンプルを操作するために塩やコーヒーが使用されていたことを確認したと述べている。
さらに報告書は、夏季および冬季の五輪、もしくはパラリンピックに参加した選手のうち、1000人以上がドーピング検査での陽性反応を隠す策略に関与していたり、恩恵を受けていたりしていた可能性があるとしている。(c)AFP