宮原がSP3位発進、前回女王メドベデワが首位 GPファイナル
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【12月10日 AFP】(更新)16-17フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルは9日、仏マルセイユ(Marseille)で女子シングル・ショートプログラム(SP)などが行われ、前回女王のエフゲニア・メドベデワ(Evgenia Medvedeva、ロシア)が79.21点で首位発進を決めた。
2位に75.54点でカナダのケイトリン・オズモンド(Kaetlyn Osmond)、3位には74.64点で宮原知子(Satoko Miyahara)がつけた。
17歳のメドベデワは演技後、「私にとって記録をつくることは重要ではありませんし、それを追いかけてもいません」と語った。
「とにかく、コーチが教えてくれたことと、日々の練習でやっていることを披露するだけです」
ペアでは、ロシアのエフゲニア・タラソワ(Evgenia Tarasova)/ウラジーミル・モロゾフ(Vladimir Morozov)組が合計213.85点で優勝し、初のメジャータイトルを獲得。2018年の平昌冬季五輪へ向けて弾みをつけた。
過去4年間は、2015年と2016年の欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships)における銅メダルが最高成績となっていた同ペアは、英歌手ジョン・マイルズ(John Miles)の楽曲に乗せた演技で、2位に入った中国の于小雨(Yu Xiaoyu)/張昊(Zhang Hao)組を抑えた。
世界選手権(ISU World Figure Skating Championships)を制したカナダのメーガン・デュアメル(Meagan Duhamel)/エリック・ラドフォード(Eric Radford)組は、トリプルアクセルでの転倒が響き、3位に終わっている。
一方、アイスダンス・ショートダンス(SD)では、3年ぶりの同大会出場となっているカナダのテッサ・ヴァーチュー(Tessa Virtue)/スコット・モイア(Scott Moir)組が歴代最高得点の80.50点で首位に立った。
米国のマイア・シブタニ(Maia Shibutani)/アレックス・シブタニ(Alex Shibutani)組が77.97点で2位、フランスのガブリエラ・パパダキス(Gabriella Papadakis)/ギヨーム・シゼロン(Guillaume Cizeron)組が77.86点で3位に続いた。
好発進を切ったヴァーチュー/モイア組は、地元カナダで行われた2010年のバンクーバー冬季五輪で金メダルを獲得すると、2014年のソチ冬季五輪でも銀メダルに輝いている。(c)AFP