【12月9日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)は8日、先月コロンビアで発生した航空機墜落事故で犠牲となったブラジルのサッカークラブ、シャペコエンセ(Chapecoense)を第52回ジョアン・ガンペール杯(52nd Joan Gamper Trophy)に招待することで合意したと発表した。

 来年8月に本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)で行われる同大会にシャペコエンセ招待するというバルセロナは、「コパ・スダメリカーナ(2016 Copa Sudamericana)決勝に向かう途中、悲惨な航空機事故に遭われたブラジルのチーム、シャペコエンセを次回のジョアン・ガンペール杯に招待することで合意しました」と声明を出した。

 また、71人の死亡者が出た11月28日の墜落事故で多くの選手や関係者を失ったクラブに追悼の意を表したいというバルセロナは、「シャペコエンセを2017年のジョアン・ガンペール杯に招待することをもって、FCバルセロナは、同クラブの組織的かつ競技的な復興を手助けできればと願っています」とコメントした。

 ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2016-17)に相当するとされるコパ・スダメリカーナに初出場を決めていた無名のクラブは、同大会決勝の第1戦でコロンビアの強豪アトレティコ・ナシオナル(Atletico Nacional)と対戦する予定だった。

 南米サッカー連盟(CONMEBOL)は先日、同大会のタイトルをシャペコエンセに授与すると発表している。(c)AFP