【12月9日 AFP】(更新)南太平洋のソロモン諸島沖で9日午前4時38分(日本時間同日午前2時38分)、マグニチュード(M)7.7の地震があり、太平洋津波警報センター(Pacific Tsunami Warning Center)が「広範かつ危険な」津波が南太平洋の島々を襲う恐れがあるとして津波警報を発令したが、約3時間後に解除した。

 米地質調査所(USGS)によると、震源はソロモン諸島キラキラ(Kirakira)の西方68キロで、震源の深さは48キロ。4時間後に、この付近を震源とするM6.5の余震があった。

 ソロモン諸島の一部で停電が起きたほか、伝統的な家屋が倒壊したとの情報もあるが、地元警察当局によると損害は軽微だという。

 最初の地震の後、USGSはソロモン諸島、バヌアツ、パプアニューギニア、ナウル、仏海外領ニューカレドニア(New Caledonia)、ツバル、ミクロネシアのコスラエ(Kosrae)島を1~3メートルの津波が襲う恐れがあると警告していた。(c)AFP