【12月8日 AFP】スペインで8日、自分の罪を今すぐ告白して神の許しを得たいカトリック教徒のために、最も近くにいる司祭を検索できる新アプリ「Confesor GO」がリリースされる。

 この新アプリは、まず利用者の現在地を確認した後、告解を聞いてもらえる最寄りの司祭を探し出し、その司祭の元にたどり着く最短ルートまで教えてくれる。

 このアプリについて、ダウンロード提供する米アップル(Apple)の「iTunes(アイチューンズ)」のページには、「司祭は教会の告解室にいるかもしれないが、路上や公園にいる可能性もある」と説明書きが掲載されている。9月末に公開されたベータ版は、既にダウンロード回数が数千回に上っている。

 スペインでは、8日は「無原罪聖母の日(Immaculate Conception)」の祝日。聖母マリア(Virgin Mary)は存在の最初から原罪を免れていたとする信仰を祝う日だ。

 新アプリを考案したリカルド・ラトーレ(Ricardo Latorre)司祭は、スペイン語が公用語の中南米諸国でも、来年中にアプリ提供を開始したい考えを示している。(c)AFP